70代男性 脳梗塞後遺症 |
患者様は脳梗塞を発症し、後遺症により麻痺が残りました。リハビリを終え、自宅ではなく慢性期病院に入院され2年ほど過ぎました。娘さんの“自宅に連れて帰りたい”という強い希望があり、自宅退院し訪問診療を開始しました。主介護者は奥さんでしたが、介護サービスを利用し、入浴なども自宅で行っています。退院前は自宅療養に反対していた奥さんも、今は自宅に帰してよかったと笑顔で話されています。 |
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70代男性 胃がん |
大阪市内の急性期病院で、手術・術後の抗がん剤治療を行っていましたが、効果が乏しく緩和ケアの方針となりました。自宅が和泉市で、自宅での看取りの方針となり訪問診療を開始しました。食事ができず、訪問看護による点滴を施行しながら、亡くなるまでの約1ヶ月間、家族に囲まれて穏やかに自宅で過ごされました。コロナ禍の中、看取りには家族十数名が集まり患者様を偲び涙されました。 |
90代男性 認知症、肺気腫 |
患者様はアパートにひとり暮らしでした。元来元気で外来に通院していましたが、認知症もあり通院が困難となり訪問診療を開始しました。ケアマネージャーが親身となり介護保険による環境整備を行い、好きなタバコを楽しみに独居で過ごされていました。しかし、数年後に自宅で転倒され、骨折されました。手術も含めた入院により、認知症が進行し、自宅退院は困難となり、訪問診療は終了しました。 |